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これからの日本サッカー [日本代表]

「あ、そういえば読んでないな」

そういう雑誌や本が、私の家には結構ある。
最近はかなりセーブしているのだが、気になった本は迷わず買うことにしている。
(購入する前に一応ある程度、中身は確認する)
しかし、読む・買う、のスピードがうまく合わず、そのままになっていることも多い。
今日、またいつもの現象が起きた。
その記事を読みたくて買ったはずなのに、未読であることに気付く。

それは、現在U-16 日本代表監督を務める吉武博文さんのインタビュー記事だ。
吉武監督は、2011年のU-17 ワールドカップ・メキシコ大会でベスト8、
昨年のU-17 ワールドカップ・UAE 大会でもベスト16 という好成績を残している。
日本サッカーの育成年代において、非常に優秀で期待されている指導者だ。

私が吉武監督を知り、興味を持ったのは2大会前のメキシコ大会だった。
当時の吉武監督が率いていたチームの印象は、
「今までの日本のサッカーと少し違う。日本のサッカーは変わってきているのかも」
というものだった。
一番記憶に残っているのは、「とりあえずクリア」はしない。
例えば、自陣のゴール前で相手に厳しいプレッシャーをかけられていても
とにかく前線に大きく蹴り出すのではなく、意図を持って味方選手にボールをつなげる。
17歳という年齢、しかも国際舞台で慌てずそれを実践していることに驚いた。
現在のフル代表のレベルですら、本当に危険な場面ではないのに
とりあえず前に大きく蹴り出して、簡単に相手にボールを渡してしまう光景はよく見かける。
クリアの他にもゴールキックやスローインも、味方選手に繋がる印象の方が少ない。
せっかくのマイボールなのに、なぜなんだろう?といつも疑問に思っていた。
おそらく、そういったことは多くの場合、
彼らが育成年代に言われて実践してきた経緯があるからなのではないだろうか。
相手にボールを渡さない意識、技術やアイディアを育成年代から身に付けることができれば、
自分たちが主導権を握り、試合を優位に進められる可能性が高まるのではないかと思う。

今回のインタビュー記事で特に印象深かったのは2つ。
日本人には似たようなタイプの選手(ゲームメイカー)が多く、試合のテンポも90分間同じ。
それが日本のサッカーの課題と指摘されてきたことについて、
吉武監督はそれをプラスに捉えてチーム作りをし、結果を出しているということが1つ。
もう1つは吉武監督の「日本人のマリーシア」の考え方。
交代時にゆっくり時間をかけたり、
相手陣内のコーナー付近でボールキープをして時間稼ぎをしたり、軽い接触で派手に倒れたり
そういったことをしないフェアプレーの精神こそが日本のマリーシアだという発想だ。
どちらかというと私は、両方とも吉武監督とは逆の考え方をしていた。
しかし、欠点を欠点と捉えず、むしろプラスに考えてチームを作るという発想は、
なるほど、と思った。
欠点や課題は改善し、克服するもの。
そういう考えが一般的だし、1つの解決方法としては間違ってはいない。
しかし、プラスに働かせるというのはなかなか思いつかない。
そういう柔軟な発想が今後、日本サッカーの未来に大きく影響するかもしれない。

インタビューには他にも、
ポゼッションの考え方や練習方法などが語られていて、大変興味深い内容だった。

現在、吉武監督率いる代表チームは、
来年開催されるU-17 ワールドカップ・チリ大会を目指している。
どんなサッカーを見せてくれるのか、今から楽しみだ。
そして、日本のトップレベルのサッカーを担っていく彼らの5年後、10年後にも期待したい。


吉武監督インタビュー記事掲載
文:小澤一郎さん


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